サイコな殺人犯との恐怖の“鬼ごっこ”! 映画『殺人鬼から逃げる夜』

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 映画『殺人鬼から逃げる夜』が24日よりTOHOシネマズシャンテ他全国順次公開。これがデビュー作となるクォン・オスンが監督・脚本を努め、主演は、韓国最大の企業・サムスングループのエリート社員を辞めて報道記者となり、俳優へと転身を果たした異色の経歴を持つ『リトル・フォレスト 春夏秋冬』のチン・ギジュ。「耳の聞こえない」目撃者・ギョンミを演じ、恐怖に追い詰められながら、愛する家族を守るために殺人鬼に立ち向かい、命がけの鬼ごっこを繰り広げるパワフルな女性を好演している。

 さらに、警察すらも手玉にとるスマートな表の顔と、殺人衝動を抑えきれない狂気を孕んだ裏の顔を巧みに操る異色の連続殺人鬼・ドシク役には、韓国ホラー歴代2位の大ヒットを記録した『コンジアム』で、第39回青龍映画賞新人男優賞を受賞した、ウィ・ハジュン。その他『ゴールデンスランバー』のパク・フン、『はちどり』のキル・ヘヨンらが出演。

 この度、本作の最恐!本編映像が解禁。今回到着したシーンは、殺人鬼・ドシクが、執拗にギョンミを狙って襲いかかるシーン。恐怖に怯える表情で、自室のドアを見つめる主人公・ギョンミ。聴覚が不自由な彼女にとって、扉の外で何かが起きているかを探る唯一の術は、ドアに近づき手を当てて物音の振動を確かめること。自宅に侵入した殺人犯ドクシがどこにいるのか、何をしているのか。騒音測定器を片手に、恐る恐る近づくと、その瞬間にドン!!とドアに斧が突き刺さる。笑いながら、ドアを斧で突き破る様子も異常な恐怖を感じるが、壊れたドアの隙間から顔を出し、冷静なトーンで語りかける。

 サイコパスな殺人鬼・ドシクを演じたウィ・ハジュンは、名作ホラーとして愛され続ける映画『シャイニング』にオマージュを捧げるこのシーンを、本作の最も恐ろしいシーンであると明かし、「ドシクは彼女をただ単に殺そうとはせず、極限の恐怖に追い詰め、その状況をまるでゲームでもしているかのように楽しんでいる。背筋が凍るようなドシクの殺人ゲームが最高潮に達した瞬間という意味で、最も恐ろしいシーンではないかと思う」と撮影を振り返っている。

 映像内では、窮地から逃れようと勇気を出して窓から逃げるギョンミの姿が描かれるが、髪を捕まれ、絶体絶命の大ピンチに陥ってしまう。しかし、そんな状況でも諦めないのがギョンミは、機転をきかせ、逆にドシクを引きずり落とそうと試みるパワフルな姿がたくましい。そして物語は遂に、命をかけた追いかけっこヘ。高揚した様子でギョンミを追いかけるドシクの姿は、まさに殺人ゲームを楽しむサイコパスそのもの。果たして、真夜中の街を疾走し、必死に逃げるギョンミの運命は。

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