GOTOH FILM『萩.防府の秋』'70年頃作品 口羽家長屋門 藍場川 護国山東光寺 防府天満宮 花神子社参式

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ナレーション 後藤弘子

この映画も撮影、制作年数は山陰の旅情と同じ頃だと思われます。
カットしたフィルムを繋ぐテープの劣化で変色が酷かったのでその部分はカットし編集しました。
父は津和野だけではなく萩、そして防府も撮影していたのは知りませんでした。母の声、やはり’70年よりもっと前か、もしくは初期だと思います。

ナレーションにもありますが、萩はデルタ地帯です。川に囲まれた三角州が萩市です。特色のある風景と歴史ある街。

「現代人の不満を満たしてくれる、何かがあるに他ならない。」

現代人の不満(笑)。母のナレーションを聞いて、この頃も今も変わりなく、旅で人は心を癒していたのだと知りました(笑)。『津和野』『山陰の旅情』も若い方達が歴史的人物のお墓をお参りしたり、訪ねたり、旅先で先代の人達への憧れや思いは現代人より深く、厚く感じられます。もっと歴史に興味を持ち、そういう旅をしてみたいと思いました。

8ミリ映画作りを始めた頃は映像サークルで制作したシナリオを元に撮影し、映画を作っていました。つなぎ合わせ編集していく過程でシナリオ以外のカットが必要である事に気がつき、鳥、虫、植物等生き物のカットも意識的に撮影しています。塗師の砂川さんが「これはインスタントカットって言うんやけど、後藤さんは上手でなぁ、うちら真似出来んかったよ。」とおっしゃっていました。そんなエピソードは家族みな聞いたことないので、そんな父のこだわりを最近になって知ることが出来、本当に嬉しいです。

この当時の動画作りは、いちどに3分しか撮影出来ない8ミリフィルムを十分に活用し、現像するまで撮ったものを確認できないので、取り直しが難しい地方の撮影は、失敗があってはならない緊張があったと思います。

私も防府の街も訪れたことがありますが、こんな祭りがあるんだと知りました。日本の歴史を変えたと言われる山口県です。もっともっと勉強しないと知らないで終わってしまうと感じました。

父の映画のナレーションでよく使われる「心のふるさと」。そんな故郷へ早く自由に訪れたいですね😌

優子(2021.9.26記)

『津和野』

『山陰の旅情』

Twitter http://twitter.com/YouSuzuki8

#8ミリ映画 #萩 #防府天満宮

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