続 青い山脈   今井正監督    原節子  池部良  伊豆肇  木暮実千代  1949年製作

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続 青い山脈 1949年製作
監督 今井正
出演 原節子 池部良 伊豆肇 木暮実千代

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古典邦画集PD

続 青い山脈(9:14~)前編挭概(こうがい:あらすじ  ~9:14)

「”変”しい、”変”しい新子さま、僕は心の底からあなたを”変”しているのです」「ぼくの胸はあなたを思う”脳”ましさでいっぱいです。ぼくは”脳”んで”脳”んで”脳”み死ぬかのではないかと思います」
”変”しい・・・へんしい・・・恋しい・・・こいしい
”脳”ましさ・・・のうましさ・・・悩ましさ・・・なやましさ
36:16~

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若い男女の交際はご法度という封建的な町の女子高生・寺沢新子は、よその町の高校にいたときに男からラブレターをもらったため、ふしだらな娘という評判が立ちこの町に転校してきた。しかし、その噂を知った同級生の一人は、新子にいたずらのラブレターを送る。新子から相談を受けた若い女教師・島崎雪子は、クラス全員に男女の健全な交際を悪意をもってからかうのは卑しいことと諭す。しかし、そのことがきっかけで雪子と新子は町の中で孤立していくが・・・。

Filmarksに投稿された感想・評価
石坂洋次郎の有名な原作であるものの、未読だったので、内容はこの映画を観てはじめて知った。
オーソドックスな古典的な青春映画であった。
前編は、女性教師の原節子が恋愛の自由さを女生徒たちの前で論じたことから起こる波紋を描く。
後編は、女性教師(原節子)が正しいか、生徒たちの姿勢が正しいかの審議が中心に描かれる。
原節子が綺麗であった。
・・・
『青い山脈』の続編というか後編。
日本の民主化運動の先駆けとなった意味でも、当時の映画が持つ影響力の大きさを実感。
種類は違えど今でも十分起こりうる問題。
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後編は民主主義の厄介さ。みたいなのが垣間見られるという感じかなあ。
話し合いで、結論が出るのまでは時間がかかるという意味で。
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昔からいじめっ子は3人グループって決まってるんだな。彼女たちはきっと男性と肩を並べて歩いている同級生が羨ましかったんでしょう。台詞からこの時代はまだまだ封建的なものが強く残っているなと感じました。自由がなくて生きづらそう。かといって今の時代が生きやすい訳ではないですけど。
・・・
理事会で保守層と革新層が話し合いをするシーンで、誰もがたびたび論点をずらしたり、揚げ足を取ったりする様子がまるで今のSNSのリプ欄を見ているかのようで、人間って全然変わらないんだなとガッカリした。逆にそれは映画の出来が良かったということだな。
哲学系高校生のガンちゃんと眼鏡っ子の和子ちゃんのコミックリリーフ的なキャラクターに和んだ。
原節子の出ている映画で、結婚エンドで嬉しそうにしているのを未だ観たことがないのだけど、これも例に漏れず「え、、(結婚……?」みたいな顔をしていてよかった。

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