マクガイヤーゼミ 第29回「クトゥルフ神話と『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』」

1712605595_maxresdefault-1376298-6577877-jpg 記録



この動画の続きはコチラから → https://youtu.be/SCMhSJwV7Tk

今回のレジュメ
●『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』
・『狂気の山脈にて』が下敷きと話題
・クトゥルフも古のものもショゴスも出てくる!?
・デル・トロ大喜び!?

●5分で分かる、『大長編ドラえもん』
・のび太が冒険を通じて成長する(ゆきて還りし物語)、特殊能力(早撃ち)の発揮→『クレしん』『ポケモン』への影響
・短編の長編化
・TV版に比べて5人のキャラクターが若干変化(出来杉はハブにされがち)
・春休みなのに夏休みの話
・クラフト要素
・キャンプでごはん
・SF・冒険小説の古典を下敷きに
のび太の恐竜:『野生のエルザ』『駅馬車』
のび太の宇宙開拓史:『シェーン』『ブリガドーン』『ベラクルス』
のび太の大魔境:『ソロモン王の洞窟』『ロストワールド』
海底鬼岩城:『海底二万里』
のび太の宇宙小戦争:『ガリヴァー旅行記』『スター・ウォーズ』『1984年』(常に目が見ている人に向いているように作られている肖像画、ギルモア将軍)
のび太と竜の騎士:『地底旅行』恐竜人ディノサウロイド
のび太と鉄人兵団 :『火星兵団』『創世記』、昭和14年(1939年)から15年(1940年)にかけて『大阪毎日新聞』及び『東京日日新聞』の小学生向け
新聞で海野十三によって発表されたSF小説。地球の侵略を企む火星人「丸木」と「千二少年」を中心に物語は進む
のび太の南海大冒険:『宝島』
のび太の創世日記:『フェッセンデンの宇宙』
のび太の日本誕生:『王になろうとした男』白人酋長もの
・藤子F不二夫の死と声優の高齢化というクライシス
・声優変更とリメイク
原作リスペクト、アニメのクオリティアップという成功(メガネをとってものび太の目が3にならない、しずかちゃんが異常に可愛い等)
のび太の恐竜2006
のび太と緑の巨人伝『幼年期の終り』
のび太のひみつ道具博物館(ナイトミュージアム、ホームズネタ)

●クトゥルフ神話とは何か?
・ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
・大昔の邪悪な神が海中や南極にいたり、人間をなんとも思わない絶対的な神が宇宙や異次元の彼方にいて、時々人間が犠牲になって発狂する話
・とりあえず理解するために――神の分類――
旧支配者(とルルイエ)
古のもの、旧神
外なる神
・海産物嫌い(ダゴン、インスマス)、人種偏見(ダンウィッチ、『クトゥルフの呼び声』)、無神論者(人工神話)
・土着神話からのネタ探しとシェアード・ワールド
・オーガスト・ダーレスによる体系化
・特徴
宇宙的恐怖(コズミック・ホラー):無機質で広漠な宇宙においては、人類の価値観や希望には何の価値もなく、ただ意志疎通も理解も拒まれる絶対的
他者の恐怖に晒されているのだという不安と孤独感
ファウンドフッテージ、残された手記・手紙といった形式
ネクロノミコン、ニャルラトホテプ、ヨグ・ソトース、名状しがたい……固有名詞・専門用語・ネタ台詞の多さ
狂騒の20年代と大恐慌の30年代
ニューイングランドが舞台にされがち(特にラブクラフト)

【出演】
Dr.マクガイヤー
「ゲロとレイプがある映画は傑作である」と言い切るアラフォーオタク。 ボンクラ映画をこよなく愛する正体不明の冒険野郎。番組中の白衣は自前だ。
番組が気になった人はブログを訪れてみてもらいたい。きっと目眩がすることでしょう。
ブログ ⇒ http://d.hatena.ne.jp/macgyer/
Twitter ⇒ https://twitter.com/AngusMacgyer
マクガイヤーチャンネル物販部 ⇒ https://clubt.jp/shop/S0000051529.html

【ゲスト】
クロノトキヒト
Twitter ⇒ https://twitter.com/tokihitokurono
新都社 ⇒ http://cthulhu.xxxxxxxx.jp/

ご意見・ご質問 ⇒ http://ch.nicovideo.jp/macgyer/letter
チャンネル入会 ⇒ http://ch.nicovideo.jp/macgyer?bylaw_type=modal

2017年5月4日収録

Comments

Copied title and URL