参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
星月 龍哉
ものごとをやり抜くにはやりたいことに集中することが大切です。
前回は意志力には限界があるというお話でしたが、限りある意志力を有効に使うべきで、それはやりたいことに向けることで最大の効果を発揮できます。
今回は第9章「『やめるべきこと』より『やるべきこと』に集中する」から意識をどう変えるべきか見ていきます。
やめることを考えてはいけない
よく目標を達成するために「TVを1時間以上見ない」とか「コンビニに行ってもお菓子は買わない」とか「〜をしない、やめる」と意識しがちです。
しかしやめることに意識するとかえって逆効果になることが多いのです。
やめることに集中するとそれに対する衝動がより強くなる
ものごとをやめることに意識を集中すると、かえってそのものごとのことが頭から離れなくなり、結果前にも増してやめれなくなります。
例えば「チョコレートを食べる」ことをやめると意識しますと、かえってチョコレートのことが頭から離れず、「ちょっとだけならいいか」と勝手に妥協して結果やめれなくなるのです。
では悪習慣を断つには意識をどのように持っていくべきでしょうか?
「〜しない」ではなく「〜したい」
結論をいうと「〜しない」ではなく「〜したい」と意識することです。
「やめたいこと」から「やりたいこと」へ意識を変えることで、行動がかわり、習慣化させることが容易になります。
例えば「体が熱とかは出ないがなんとなくだるいから職場行きたくないから休む」ではなく、テレワークに変えてもらい仕事をするとかです。
テレワークだと出社しなくていいし、働いた分収入も入るため一石二鳥です。
このように否定的な意識から建設的で前向きな意識に変えることで結果も変わってきます。
「上手な計画」をたて、やりたいことを実行する
「やめたいこと」から「やりたいこと」へ意識を上手く変えるためには、あらかじめ「上手な計画」をたてることが重要です。
以下を考慮することで「上手な計画」をよりよいものに近づけることができます。
if-thenプランニングを利用する
ここでもif-thenプランニングを活用することで大きな成果を生むことが可能となります。
問題は以下3つのパターンのどれかを選択することで結果が変わってきます。
ひとつが「代替 if-thenプランニング」で、先程説明した「やめたいこと」を「やりたいこと」に代替させる方法で、最も効果的です。
例えば「もし頼まれごとがあれば」という状況で自分が手いっぱいだった場合断るということもできますが、代わりに「1日検討してから返事する」という使い方になります。
ふたつめが「無視 if-thenプランニング」で、「やめたいこと」を無視するという方法です。
例えば「チョコレートを食べたい」ということを無視するというふうになります。
否定するとその行動を強化してしまう
最後が「否定的 if-thenプランニング」で、これは「やめたいこと」をそのまま「やらない」ようにするという方法です。
しかし前回説明したように無視もそうですが、否定するほど意識が「やめたいこと」に集中してしまい、かえって逆効果になることが明らかになってます。
結果目標達成に向けて大きく後退することになり、あきらめることになりかねません。
以上から「代替 if-thenプランニング」で「上手な計画」をたてることをおすすめします。
やりたくないことを考えて失敗した僕の事例
僕がFXを学んでいた時のこと、ある本に出会ったことで始めたんですが、本に載ってるURLにアクセスし、無料講座を受講。
その後手法とサインツールという買ったり売ったりするタイミングを教えてくれるものが欲しくなり有料講座に申し込みました。
ここまでは普通の流れですが、そのFX講座の会社が次々と商品のプロモーションビデオを紹介していくので、そのプロモーションビデオに魅了され、FXの基礎もできないうちから次々と講座の申し込みをしてしまいました。
これ以上購入しても基礎ができてないから儲けることは出来ないと思っていても、メルマガを見たら最後で、結構な借金を抱えてしまいました。
現在はそのメールを見ないようにするため解除、もしくは迷惑メールに振り分けることで見なくなり、申し込まなくなりました。
否定するだけではダメで、それに対する代替的な方法、迷惑メールに振り分ける等の手段を実行することが必要だったのです。
以上が僕の失敗談です。
まとめ
では今回が最後のまとめとなります。
・やめることに集中するとそれに対する衝動がより強くなる・「やめたいこと」から「やりたいこと」へ意識を変えることで、行動がかわり、習慣化させることが容易になる・「やめたいこと」から「やりたいこと」へ意識を上手く変えるためには、あらかじめ「上手な計画」をたてることが重要・「無視 if-thenプランニング」や「否定的 if-thenプランニング」では意識が「やめたいこと」に集中してしまい、かえって逆効果になる可能性がある
・「代替 if-thenプランニング」で、「やめたいこと」を「やりたいこと」に代替させる方法で「上手な計画」をたてる
以上が第9章「『やめるべきこと』より『やるべきこと』に集中する」のまとめです。
ここまで 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン) について僕なりに内容をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
あなたのこれからの将来の目標設定の一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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