【書評】やり抜く人の9つの習慣④現実的な楽観的視点でモチベーションを上げ続ける | Hosiduki Ryuya Official Website

参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)

前回は目標達成までの距離を測ることでモチベーションを上げる方法について見てきました。

星月 龍哉

しかしそれだけではモチベーションが必ず上がるとは限らないのが人間の難しいところでもあります。

今回は第4章「現実的楽観主義者になる」を僕の体験談および失敗談と照らし合わせて見て行きます。

現実的な視点で考えないと目標は達成出来ない

目標を達成するには現実的な視点で物事を考える必要があります。

ではなぜ現実的な視点が必要なのか見ていきます。

信じるだけでは目標を達成出来ない

目標を達成するには計画に基づいて行動していくことが必要です。

ただ自分は必ず●●出来ると信じるだけでは何も変わらないし、進みません

よく「信じれば救われる」とか「強く念じれば実現する」とかいわれますが、それはあくまで「行動」を伴っていることが前提です

行動を伴わないと何も起こらないし、目標も達成出来ません。

では「引き寄せの法則」を例に見ていきます。

「引き寄せの法則」だけを取り組んでも何も変わらない

先に結論からいいますと「引き寄せの法則」も行動を伴わないと実現出来ないです。

何年か前に「引き寄せの法則」という本がベストセラーになりました。

僕は本については少し読んだだけでDVDの映像を見ましたが、いかにも引き寄せるように念じれば実現するという内容でした。

もちろんですが強く念じただけで幸運を引き寄せられないし、幸運が向こうからやってくるということもありません。

成功には必ず行動することが裏付けされてることを認識しましょう。

非現実的かつ楽観的では進歩出来ない

また楽観的な視点で物事を考えるのは重要ですが現実的でなければいけません

目標を設定したら後は放っておいても自然に達成でき成功出来ると思うのは非現実的です。

成功するにはそれ相応の努力が必要です。

これだけ努力すれば必ず成功するという現実的かつ楽観的な思考を持ちましょう

モチベーションを上げ続けるコツ

ではモチベーションを上げ続けるにはどんなコツがあるのか見ていきます。

かつて達成した目標や困難を乗り越えたことを思い出す

目標達成に向けてどうしてもモチベーションが上がらずやる気が出ない場合かつて達成した目標や困難を乗り越えたことを思い出しましょう

その際は以前お伝えしたif-thenプランニングをもちいるとより効果的です。

例えば「もしAという目標達成につまづきを感じたら、Bという目標を達成した時のことを思い出す」というふうに用いましょう。

時には寄り道も抜け道も必要

目標達成にはスムーズに達成出来る場合もあればそうもいかない場合もあります。

もしスムーズにいかない場合であっても、寄り道をしたり何か抜け道がないか探す事も時には必要です。

急がば回れ」といわれますが、まさしくこのとおりです。

プランニングの際に寄り道や抜け道をあらかじめ用意することも成功の秘訣です。

現実的でなかった僕の失敗談

では今回も僕の失敗談から見ていきたいと思います。

数年前に僕がFXをやり始めた頃のことです。

FXに関する講座やセミナーにお金を出してFXをやってたんですが、各講座にサインツールというものが付いてきました。

エントリーや決済のタイミングを教えてくれるものです。

僕は一通り動画を見ただけでサインツールがあればかなり高い確率で儲けることができるからサインツールに任せればいいやと勝手に思い込み軽い気持ちでFXを続けました。

結果儲けるどころか大きなマイナスを背負うことになり、その後も違う講座を受け、またマイナスの繰り返しで借金を背負うことになったわけです。

つまり失敗したポイントは、

・サインツールに頼れば絶対稼げると思ったこと。
・学習をさほどやらなくても稼げると勘違いしたこと。

です。

FXで稼ぐにはツールに頼るのではなく、学習した内容を何度も動画を見直す、または不明点を質問したりするなどコツコツした努力が必要です。

あの時もっと真面目に学習していたら、ひとつの講座に集中していれば借金を背負うこともなかった、あったとしても最小限に留めれたことでしょう。

以上が僕の失敗談でした。

まとめ

では今回のまとめに入ります。

・目標達成するには現実的な視点を持つ。・目標達成には自分が達成できると信じるだけではなく、必ず行動を伴う必要がある。・目標を設定したら後は放っておいても自然に達成でき成功出来ると思うのは非現実的で、達成するにはそれ相応の努力が必要。・目標達成に向けてどうしてもモチベーションが上がらずやる気が出ない場合はかつて達成した目標や困難を乗り越えたことを思い出す。

・もし目標達成がスムーズにいかない場合であっても、寄り道をしたり何か抜け道がないか探す事も時には必要。

以上が第4章「現実的楽観主義者になる」のまとめでした。

参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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