参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
星月 龍哉
前回意志力は鍛えることが出来るとお伝えしましたが、それでも限りがあります。
では意志力に限界があることを前提に意志力をどのようにコントロールしていけばいいのか第8章「自分を追い込まない」から見ていきます。
自分の意志力の限界を知り、使い方を考える
意志力をうまくコントロールすることで目標達成に向けて着実に進めていくことができるようになります。
コントロールするためには自分の意志力に限界があるということを認識する必要があります。
意志力には限界がある
どんなに意志力の強い人であっても限界は訪れます。
意志力を使いすぎると、一時的にガス欠を起こす時が必ずやってきます。
意志力には限界がある、この点を認識することでガス欠をなるべく少なくしていくことが出来るようになります。
どんな目標でも簡単な方法で出来ないか模索する
そのためには目標達成がより簡単な方法で出来ないか考える必要があります。
難しい方法だと意志力の消耗が大きくなり、結果継続することが困難になります。
目標設定の段階でどのようにやればより簡単に達成出来るかしっかりと計画をたてましょう。
大きな目標を2つ同時に行うのはやめる
目標設定の段階で大きな目標を2つ同時に行うと考えるのはやめましょう。
より綿密なスケジュール管理も必要ですし、かえって多くの誘惑に囲まれ、どちらの目標も達成出来なくなる可能性があります。
無駄に意志力を消費せずに、できるだけ目標達成しやすい環境をつくることが成功に近づく第1歩です。
自分を追い込まない
ひとつに目標を絞っても自分を追い込まないように計画をたてるようにしましょう。
あまりにハードな計画だと必ず途中で息切れし、作業効率も悪くなり、より多くの誘惑を引き寄せてしまい、成功への道が遠のきます。
大切なのは自分の意志力を過大評価せずに、誘惑を引き寄せないよう気をつけることです。
意志力を維持するための3ステップ
意志力を維持するには次の3ステップを行なっていきます。
自分が誘惑されやすい状況やパターンを把握する
まずは自分が誘惑されやすい状況、パターンを把握することから始めます。
習慣化しているやめたいことがどれとどれかを把握し、それをしがちな状況、場所、時間を把握し、それらを避けるよう気をつけることが大切です。
1つの大きな目標に集中する
大きな目標は必ずひとつにし、それに集中するようにしてください。
2つ以上にするとかえって自分を追い込み、ガス欠になり、かえって誘惑に負ける可能性が高くなります。
1つに絞り、かつ簡単に達成出来る方法を模索することが大切です。
やめるときはキッパリやめる
やめたい習慣があるならキッパリやめましょう。
「ちょっとだけならいいや」という考えだと結局誘惑に負けるでしょう。
どうしてもという場合は前述した if-thenプランニングを併用したりして、ゆくゆくはキッパリやめるようにしてください。
意志力に関する僕の失敗談
あれは20年ぐらい前のことだったと思います。
その時の僕は太り気味だったのでダイエットを始めました。
その時はダイエット食品を摂取して、あまりご飯を食べないようにしてました。
それで短期間で痩せたんですが、体を壊して寝込んでしまいました。
その後は普通の食生活に戻しましたが、ダイエット期間中に抑圧していたお菓子の誘惑に負け、リバウンドしてしまいました。
特にポテトチップスは袋を開けたら最後迄食べたくなるので抑えることが出来ませんでした。
このように過度に自分を追い込むとかえって誘惑への耐性が弱まりますので、追い込まずに簡単に行える方法を試すようにしましょう。
まとめ
では今回のことをまとめると、
・自分の意志力の限界を知り、使い方を考える・どんな目標でも簡単な方法で出来ないか模索する・自分を追い込まない・誘惑されやすい状況やパターンを把握する・大きな目標は1つに集中し、2つ以上同時に行わない
・やめるときはキッパリやめる
以上第8章「自分を追い込まない」のまとめとなります。
参考文献: 「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン/訳:林田レジリ浩文/出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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