星月 龍哉
2022年2月7日に行われた北京オリンピック2022ノルディックスキー・ジャンプの混合団体での高梨沙羅(たかなし さら)選手を含む4チーム計5選手がスーツ規定違反で失格となったことが問題視されてます。
高梨沙羅選手らを失格させた検査官はアグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官。
気になったのがアグニエシュカ・バチコフスカ氏の顔画像と経歴、なぜ高梨選手らを失格させたのかについてです。
そこで今回は、
・アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の顔画像や経歴について
・アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官が高梨沙羅を失格させた理由は?
について調査しました。
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の顔画像や経歴について
今回スーツ違反で高梨沙羅選手たち5人の選手を失格させたことで注目されることになったアグニエシュカ・バチコフスカ(以下アガ・バチコフスカ)機材検査官はどんな方なんでしょうか?
まずは顔画像から見ていきます。
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の顔画像は?
現在世界中から非難をあびてるアガ・バチコフスカ氏の顔画像はこちらです。
— となりのマッキンタイア玉国 (@rangukaito) February 10, 2022
この判定を下したポーランド人審判アグニエシュカ・バチコフスカは後に、母国メディア『TVP』のインタビューに答え、「失格になった選手が違法なユニホームを着用していたのは明らかだ。それは1、2センチの話ではなかった」「全ての選手のユニホームが正しいものであればありがたいが、そうでない場合、我々は勇気を出してそれを指摘する必要がある。たとえ、それが五輪の舞台だったとしても……」と語っているが、彼女については様々な噂が流れており、検査時のセクハラ疑惑、また陰謀説なども囁かれている。
Yahoo!Japan news|「ほろ苦いメダルではない」相次いだスーツ規定違反が“勝者”にも落とした暗い影。「今後はより公平になる」とFISを支持する声も【北京五輪】
記事ではアガ・バチコフスカ氏は失格させた選手は違法なユニホームを着用していたのは明らかと断言、しかしアガ氏には黒い噂があり、検査時のセクハラ疑惑、陰謀説も囁かれているとか。
今回彼女が下したスーツ規定違反による失格について見ていく前に、彼女がどういう経歴の人かをいまひとつ確かめたいと思います。
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の経歴
名前:アグニエシュカ・バチコフスカ(アガ・バチコフスカ)出身地:ポーランド ビエルスコビャワ最終学歴:ヤギェウォ大学職業:機材検査官(マテリアル・コントローラー)兼コーディネーター
所属:国際スキー連盟(FIS)
調べてみるとアガ・バチコフスカ氏はなんとスキージャンプの経験がないとか!?
国際スキー連盟(FIS)から派遣され、高梨ら女子選手を担当した“アガ”ことアグニエスカ・バチコフスカ機材検査官(マテリアル・コントローラー)兼コーディネーターは、スキージャンプの経験は一切ないという。
Yahoo!Japan news|高梨沙羅ら失格を連発させた『検査官』はスキージャンプ経験なし「女性として男性支配のジャンプ界を変えなければならない」と信じていた
アガ・バチコフスカ氏は自身の職業理念を次のように語ってました。
「自分自身はスキージャンプの経験はないが、何とかFIS職員になった。選手であったならば、その経験は間違いなく生きるが、この仕事を遂行するための必要不可欠な条件ではない。このスポーツを愛し、完全な知識を持っていれば、元選手と同じレベルの仕事をできる。選手でないことが原因で不足している要素は、全て補える」
Yahoo!Japan news|高梨沙羅ら失格を連発させた『検査官』はスキージャンプ経験なし「女性として男性支配のジャンプ界を変えなければならない」と信じていた
要約すると自分はスキージャンプの経験はないがこのスポーツを愛し完全な知識があるから、元選手と同じレベルの仕事ができると自負してるのです。
実際経験したわけではないのに机上の勉強をしただけで自分はスキージャンプのことは何でも知っていると言っているのです。
FISはなぜスキージャンプの経験のない人物に審判を委ねたのでしょうか?
少なくともこのことが今回の大きな悲劇につながったのは間違いない事実でしょう。
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官が高梨沙羅を失格させた理由は?
今回の計測のやり方は常軌を逸しているようです。
斉藤監督によると、高梨は「(計測の)やり方がいつもと違うので測り直してほしいと伝えたが、認められなかった」と日本チームのスタッフに伝えたという。普段はスパッツをはいたまま太もも回りを測定するが、スパッツなしで計測したといい、腰回りの測定も普段は両腕を「ハの字」のように体から約30センチ離すが、バンザイの状態にして計測したという。
FIS側は「いつもと同じ」と説明したというが、斉藤監督は「私は沙羅の言葉を信じる」と述べた。
Yahoo!Japan news|高梨沙羅の失格巡り、国際連盟に文書提出へ 全日本スキー連盟
なぜか今回の測定ではスパッツを脱がされて計測したといわれており、腰回りもバンザイの状態で計測したとか・・
背景には何があったのでしょうか?
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の問題の検査はミカ・ユッカラの指示?
実は今回のノルディックスキー・ジャンプの混合団体の検査にはアガ・バチコフスカ機材検査官を影で動かしている”黒幕”といわれる人物がいます。
その名はミカ・ユッカラ、ポーランド出身のスキージャンプ経験のある男性検査官です。
スキージャンプ混合団体でなぜか女子の計測に介入したミカ・ユッカラっていうのはこの人か。なんでFISはオリンピックの混合団体になって突然この人が女子の計測をすることを認めたんだろう。競技団体として説明するべきよね。
Mika Jukkara is the new Ski Jumping equipment https://t.co/cIocZz3XIv— 情報弱者であると同時に、情感弱者 (@joukan_jakusha) February 9, 2022
名前:ミカ・ユッカラ生年月日:1963年7月30日年齢:58歳出身地:フィンランド ラハティ市職業:機材検査官(マテリアル・コントローラー)
所属:国際スキー連盟(FIS)
ミカ・ユッカラ氏はスキージャンプの豊富な経験と厳しい審査で有名な検査官のようです。
一説によればアガ・バチコフスカ機材検査官はミカ・ユッカラ氏の指示で今回の検査に踏み切ったとか。
では今回の検査はどのように行われたのでしょうか?
アグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の検査の全貌
では今回の疑惑の検査ですが、次のようになってました。
・通常は検査は1人でやるが、この日は3人いた
・基本男性スーツ検査の場合は男性検査官、女性スーツ検査の場合は女性検査官が検査をするが、この日は女性スーツ検査に男性検査官も関わった
・通常の測定は両腕を体から約30cm離すが、このときは両腕をバンザイの状態にして計測した
そして高梨沙羅選手は前日個人戦で着用していたスーツを着用していたのにもかかわらず失格となったのです。
また男性検査官に検査されたとあり、男性検査官はもちろんミカ・ユッカラ氏。
女性選手の検査を男性検査官が行う行為は・・・
国際的にセクハラ行為とみなされます!!
もしセクハラ行為が事実としたら国際問題に発展しかねません。
最大の疑問は、5日に行われた女子個人戦で5人とも同じスーツを着ていたにもかかわらず、失格になっていなかったことだ。この理由についてカタリナ・アルトハウスの失格により優勝を逃したドイツの伝説的ジャンパーで、2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダリストのスベン・ハンナバルト氏は、女子のスーツ測定に男子担当者が〝介入〟したことを挙げた。
ドイツのホルンガッハー監督によると、通常ならマテリアルコントローラーは男子種目には男性、女子種目には女性が担当。しかし今回の混合団体では、男性コントローラーが突然、女子の測定にもついてきたという。ハンナバルト氏はドイツメディア「ワトソン」に対し、団体戦で着用したスーツは個人戦で女性のコントローラーがOKを出したものだったが、団体戦では男性コントローラーが違うやり方で測定したことから今回の大混乱が起きたと指摘した。
この男性担当者は、非常に厳格な測定で知られるフィンランド人のミカ・ユッカラ氏。ハンナバルト氏は「(測定で)女子には違うやり方があったようだが、それはシーズンを着実に進めるためなのだろう。ユッカラがルール厳守を示すのはいいことだが、よりによって五輪でこの厳しさは…。女子選手にとって厳しすぎた。試合の1日か2日前に、ユッカラが『自分のガイドラインに従って適切にコントロールする』と、女性たちに伝えるべきだった。あるいは、女子には女性のコントローラーがつき、ユッカラはいつも通り男子をコントロールすべきだった」と猛批判した。
東スポ|高梨沙羅「失格」の舞台裏判明! 厳格審査の男性担当者が〝介入〟し大混乱
ところがミカ・ユッカラ氏は今回の疑惑を全面否定。
ユッカラ検査官は「それは事実ではない。私は無関係だ。失格の判断は全てバチコフスカが下した。もちろん、彼女と話はするが、女子選手の検査法について指示はしていない」と否定した。
Yahoo!Japan news|沙羅らの失格騒動で“黒幕”とされた男性検査官「厳格計測指示」「検査立ち会い」などの疑惑を全面否定
すべては自分ではなくアガ・バチコフスカ氏が行ったものだと・・・
責任をなすりつけてるように見えるのは気のせいでしょうか?
また3月まで検査官をしていた前任者のジョセフ・グラッツァー氏も、
「あれは大失敗だ。ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある。僕にとって、今の彼は試合場に立つべき人間ではない。ミスがあったんだ」
東スポ|高梨沙羅「失格」の舞台裏判明! 厳格審査の男性担当者が〝介入〟し大混乱
とミカ・ユッカラ氏を痛烈に批判していました。
またミカ・ユッカラ氏は「中国に買収されているのでは!?」という疑惑があるそうです。
そのことも今回の疑惑の検査に関わってるのではないかともいわれてます。
しかしアガ・バチコフスカ機材検査官も当事者のひとり、今回の件にまったく関わってないとは言い切れません。
事実、
「失格になった選手が違法なユニホームを着用していたのは明らかだ。それは1、2センチの話ではなかった」
Yahoo!Japan news|「ほろ苦いメダルではない」相次いだスーツ規定違反が“勝者”にも落とした暗い影。「今後はより公平になる」とFISを支持する声も【北京五輪】
と発言しているので、検査のやり方に納得したので異を唱えることもなく業務を遂行したのではないでしょうか。
まとめ
以上がアグニエシュカ・バチコフスカ機材検査官の顔画像や経歴について!高梨沙羅を失格させた理由は?についてでした。
北京オリンピック日本代表選手団の斉藤智治(さいとう ともはる)スキー監督は高梨沙羅選手がスーツ規定違反で失格したことを巡って、検査のあり方についての文書をFISに提出することを明らかにされました。
北京オリンピック日本代表選手団の斉藤智治スキー監督は10日、ノルディックスキー・ジャンプ混合団体で高梨沙羅(クラレ)がスーツ規定違反で失格したことを巡り、検査のあり方についての文書を国際スキー連盟(FIS)に提出する考えを明らかにした。
Yahoo!Japan news|高梨沙羅の失格巡り、国際連盟に文書提出へ 全日本スキー連盟
いずれにせよ高梨沙羅選手含む5選手を巻き込んだ今回の検査事件は到底看過することはできません。
両検査官が処分を下されるかもしれないと報道がありましたが、いずれにしても今後の展開を見守りたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。